ギャンブルにおけるシステムベットの一種であるマーチンゲール法。
メリットについて触れておきましょう。
そもそもシステムベットとは、一定額を賭け続けるフラットベットと違い、理論に基づいた賭け方を指しています。
ベテランのギャンブラーは、その多くがなんらかのシステムベットを活用しており、驚くほどの成績を残しているのです。
そのメリットは極めて負けにくいということ。
なぜならば、連敗が続いても1回の勝利ですべてを取り戻せるから。
マーチンゲール法をするには、ギャンブルゲームを選ぶところから始めて下さい。
50パーセントの勝率で1倍配当のゲームを選択。
具体的には、ルーレットの赤黒などが該当しますね。
最初は1ドルを賭けて勝負をします。
勝てば問題ありませんが、負けた場合には次に倍の2ドルを賭けて勝負。
続けて負けた場合にはさらに倍の4ドルを賭けます。
最終的に勝つまで倍を賭け続ければ、勝った時にかならずプラスとなるのです。
どうですか?
理論上、確かにプラスとなるでしょう?
また、50パーセント勝率のゲームを選びますから、極端な連敗に陥ることはないのです。
例えば10連敗してしまう確率を計算してみてください。
なんと0.1パーセントという低い数字となりますよ。
「0.1パーセント!」
驚きの声を上げてしまうのも無理はありません。
これは1000回試行して1回出現する確率。
そうそう10連敗するようなことはないでしょう。
もちろん、10連敗してしまっても11回目に勝てばプラスを出すことができます。
「それでは、負けることがありませんね」
確かにその通り。
ただし、10連敗してしまいますと1023ドルを失うことになります。
しかも11回目にベットするためには、さらに1024ドルが必要となります。
つまり連敗を重ねて自己資金が底を尽いてしまえば、その時点でゲームオーバー。
現在の資金総額を把握しながら、勝負に挑まなければなりません。
また10連敗したのちに11回目の勝負で勝ったとしましょう。
50パーセント勝率の1倍配当ゲームをやっていたわけですから、1ドルから始めて11回目の勝負で1024ドルを賭け、結果として1024ドルの配当を得ることになります。
10連敗で1023ドルを失い、11回目に1024ドルの利益。
差し引き1ドルのプラス。
連敗が重なると大きな資金が尽きてしまう大きなリスクを背負うことに。
勝ったとしてもプラスは最小の金額です。
このことをしっかり理解しておきましょう。
マーチンゲール法を理解することができれば、応用した戦術を編み出すことが可能。
これこそがマーチンゲール法のメリットではないでしょうか?